外苑前からグーグルを使ってやっとたどり着ける隠れ家。店の前にある箱型の灯りが目印。
マンションの一室のような扉の向こうに別世界がありました。
杉の一本板のカウンター。スマホやカメラはいつもと違って膝の上に。
ケースからあふれている豊富なネタ。
上品な先客。期待が膨らみます。
おまかせコース一本、¥20000のみ。
しじみの冷たいおだしを小さなグラスで。
ここから始まりました。肝臓を守るためだそうです。
スパークリングワインは置いていなくて、シャンパン飲みたいので予算的に白ワインで乾杯。
その後純米吟醸「豊盃」をそれ用のグラスでいただけたのが良かった。その後も日本酒をおまかせで。
お料理はお刺身から。
お寿司のようにポンとお皿に置かれたのは、ポン酢で食べる真鯛と、昆布じめをして熟成をかけているアイナメ。
こちらはわさびじょうゆで。
小鉢に入った「昆布じめののどぐろ丼」。
赤酢と白酢を合わせたシャリは握らずふわっと。
香ばしい脂ののったのどぐろが口の中で広がって至極の味わい。
目の前で手で馴染ませるようにふわっと和えた、
北海道天売島のウニとズワイガニ、かにみそ、そして季節的にもう最後だろうというゴールドラッシュ(とうもろこし)。
この美味しさ、たまらない。
次に「三河産のうなぎ」。
焼く前のものを見せてもらいましたがふっくらと太っており、これを関西風に蒸さずに焼くので皮がパリパリ。
中はとろーりでとってもおいしかった。
気仙沼のカツオの塩タタキ。
戻りガツオらしい。自家製の燻製塩で。つやつやと美しく思わず見入ってしまった。一方にはネギ生姜、もう一方には和がらしが載せてあり、違う味わいが楽しめて気が利いている。
5種類のお魚のすり身とかぼちゃを大葉でサンドしてあげたもの。
塩ををパラリと。お魚のうまみが濃厚。
サクッとした衣の食感も揚げたてならでは。
茶碗蒸しはシンプルに梅肉のせ。
味的にも大葉から梅へとつながる。きめ細やかでなめらか、具のないシンプルな茶碗蒸しも良いな♪
最初のお寿司はスミイカの子供、新イカ!
小さいから1匹丸ごとで一貫ですって。存在感のある柔らかさ。
わさび明太子。
辛子ならぬわさびで漬けたそう。アテで。日本酒がすすみます〜。
ピカピカのアジ。
美しい包丁入れ。またネギ生姜を細かく叩いたようなものが載っている。上品で良い感じ。舌触りが良い。光り物、ほんと好き。
とろりとボタン海老。
殻を焼いて細かくしたものがかかっていて、香ばしさも同時に感じられるので、海老を丸ごと食べている気になる♪
お酢でしっかり〆てうっすら霞がかかったイワシ。
脂がしっかりのっている。
まぐろ。
パン!と叩くと動くイシガキ貝。
ジョリジョリっとした食感、磯の香り。海苔の風味も良い〜。
トロたく!
大葉を敷いてゴマを振って、まるで牡丹の花のよう。
たまり醤油漬けにした黒い沢庵を使っていて、たしかに塩より醤油の風味で頂けるのが良いかも。ほんと、いろいろ考えられているのね〜。後から大葉の香りがくるのも良い感じ。
苫小牧で採れたバフンウニの小粒で美しい塩水ウニと、
初物の生のすじこでまだ小粒なものを
相のせした軍艦。
海苔はパリッとしているし、クライマックス最高のお鮨でした!
最後は滑らかで甘い「玉」。
ここでコースは終わりだけど、約半数の人が、さらに追加で食べるそう。決して物足りないのではなく、たくさん食べたのに、もっと食べたくなるんでしょうね。
やはりこれだけのお鮨を作る親方さんだから、お弟子さんにも厳しいし、ピリピリとした緊張感を感じて最初は味わえなかったけれど、終わりには笑顔で一緒に写真も撮ってもらいましたw
コースは2万円だけどドリンクは高くない。とはいえ高級なお鮨屋さんだからなかなか来れないけれど。記念日などにまた来たい!
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