これは去年の６月６日のぼく。

こんなに元気なのにどうして？？？
まさかね、１年後にぼくがいなくなってるなんてね。

ママは毎日泣いている。
外出や友達と話して気分転換して、
いっときいつものママを取り戻すけど、

また一人に戻ると悲しくてさびしくて、
パパが帰ってくるとまたいっそう泣いていたけど、

パパはいつも
「しゃあないやん。くろは幸せやったって」
って言うの。

仕事から疲れて帰ってきてるのに、
ママがこんなんじゃ、たまんないよね。。。

「しゃあないやん」って、
「仕方がないでしょ」っていう意味の関西弁だけど、

「しゃあない」というスパッと潔い感じに、
「やん」であとから慰めが追っかけるような、
そんな感じ？

「しゃあないやん」に含まれている意味は、
あきらめ？
苛立ち？
慰め？

しかし、おとといくらいから、なんとなくだけど、
「しゃあないやん」
ってママも思えてきたみたい。

猫の命のサイクルは人間よりもずっと短いんだもの。
１３年は長かったようでいて、
赤ちゃんからおじいさんになるまで、
あっという間に駆け抜けた感じ。

死んじゃうのは仕方ないんだ。
寿命なんだ。

もっと長生きできる子もいて、
ぼくは１３年だったんだけど、
それでも、にゃん生を全うしたんだよ。



最近のしょぼしょぼのしんどいぼくじゃなくて、
もうちょっと前の元気なぼくが、
ママの良い思い出になるといいな。

ぼくの昔の写真を
今はちゃんと見ることが出来るようになったしね。